ヘナHenna

ヘナ

原産地ヘナ畑とインディゴ畑

ヘナとは

ヘナ畑

ヘナの産地として最適な産地といえば、西インドのラジャスタン地方、ソジャットが有名です。雨量が少なく乾燥した砂漠で、一生懸命に水を吸おうとして逞しく育ち、それにより「葉」は栄養分を豊富に含んだものとなります。夏の暑い盛りは朝と昼間の温度差が激しく、大地の僅かな水分を、大地に根付いた根から一所懸命に吸い、そして成長したヘナはたくましく、葉っぱには沢山のローソニアが含まれます。無農薬の大地で太陽をしっかりと浴びたヘナは毎年秋(9~10月)に、一つ一つが手摘みで収穫されます。人間が水や肥料を与えることでより早く成長することができますが、それでは「葉」に含まれる栄養は少なく、スカスカの葉になってしまいます。あくまで自然の力ですくすくと成長するヘナ。どの場所でどの様に生育し、どの様に収穫し精製するかで、全くパワーの異なるハーブになります。

         

インディゴとは

インディゴ畑

インディゴは、藍色の色素を持つマメ科コマツナギ属の植物です。南インドのタミルナドゥを原産とし、 ナンバンアイとも呼ばれ、藍色の色素を含有しています。 ジーンズの藍色の染色に使われている、あの青い色です。ヘナが持つオレンジ色の色素と、インディゴが持つ藍色の色素が合わさり、ブラウンからブラックなどに変化します。 太陽のもとで育ったインディゴの刈り取りは、手作業で収穫です。鎌を手に持ち、インディゴの根元から1つ1つ丁寧に刈り取ります。 畑で収穫したインディゴの葉を、まだ新鮮なうちに、カンカン照りの強い日差しの下で訳2時間天日干しで乾燥させます。 表側を乾かしたら、裏側にひっくり返してもう一度乾かします。 こうして、インドの大地の恵みと、太陽の恵みがぎゅっと詰まったインディゴが出来上がります。

         

マーケット収穫された市場

マーケット

ヘナマーケット

ヘナマーケットでは、政府が管理しています。このマーケットにヘナが集められ、『競り』が始まります。どこのヘナなのか、だれが刈り取ったのかなど、聞けば教えてくれ、管理されています。そこで買い取ったヘナをマーケット近くにある製粉工場にて粗粉砕を行います。粗粉砕までしか行わなり理由は、最終の微粉砕は、デリー近郊で行うため、輸送効率を上げるために粗粉砕をします。マーケット近くにある粉末工場は40ほどあります。麻袋で買い付けしても小石や枝などばかりでカサ増ししてる場合もあり、麻袋を1つ1つカッターで切って確認することもあります。実は、インドでヘナが作られたのは、数十年前の出来事で、ヘナの起源は、エジプトだそうです。ミイラの保存でヘナが使われていた歴史があります。デリーが発展する前は、デリーでも栽培加工されていたのですが、土地が高騰などで徐々に西インドに移ってきたようです。

       

粉砕原料を工場で粉砕

荒粉砕

荒粉砕ヘナ

マーケットで買い付けてきたヘナをには、小枝や土などの不純物が混ざってますので第1選別で大き目の不純物を風の力で取り分けます。葉は軽いので、風で遠くまで飛びますが、大きな枝や不純物は風の力で遠くまでは飛ばされません。次に第2選別では、ヘナを機械に入れてある程度細かく粉砕していきます。次に大きなメッシュで不純物を取り除き、粗粉砕されたヘナが落ちます。麻袋に粗粉砕したヘナを入れて、デリー近郊の 工場へ輸送されます。

       

微粉砕

微粉砕ヘナ

デリー近郊の工場は、麻袋から出した粗粉砕のヘナには、まだ、枝や砂なのど不純物がたくさん混ざっています。葉を揺らすと、砂塵が舞い上がります。 ヘナは砂漠に育つ植物で、砂の上で、葉を落とすので砂が付着しています。強い風でヘナと砂を分別します。ヘナをネットにあたり、集められます。 次に、粉末化の一歩手前の作業として、ヘナ葉を2~3ミリに粉砕します。 2~3ミリのヘナの葉は、まだ、小さな枝類が残されているため、最終のフルイがけで取り除きます。  純度の高いヘナを、機械を使って微粉砕し、袋に充填します。

       

インドという国インドの一大産地

インド

インド

南アジアに位置し、パキスタンやネパール、中国などと国境を接しています。世界第2位の人口と日本の約8.8倍の広大な国土を有する多民族国家です。 州により、法律・民族・言語・宗教が大きく異なるため、「国というより大陸である」と例えられ、その多様性を表しています。 公用語はヒンディー語と英語ですが、他に憲法で公認されている州の言語が21あります。長い間、インドでは厳しい外資規制が続いてきましたが、 近年、撤廃・緩和の動きが活発になってきています。 また、外交面においても、日本との関係を積極的に強化しており、今後、より一層の日本企業のインド進出が期待されています。 つい数年前は、牛が歩いており、女性は、サリーを着ていましたが、最近は、車や列車など整備され、女性もジーンズなど履いていたりものすごい勢いで発展しています。

       

インドの国民性

インド人

インド人が皆こうだというわけではありませんが、印象として、数学が得意、信心深く、右手を使う。ベジタリアンも多く、女性は民族衣装を着ることが多い。大変お喋りで、損得勘定に厳しい。でも時間にルーズで割とおおらかな面も。そして割と見栄っ張りで派手好き。世界最大の大国として急激に成長を続けているインドは、人口も世界最大規模であり、意欲的で優秀な人材も多くそろっています。現実的で個人主義の傾向が強く、きちんと管理するには日本側にも相応の意識が求められます。

         

ラジャスターン州ソジャット

ヘナ畑

北西部の乾燥地帯は4つの州にまたがって、ヘナの産地が広がっています。ラージャスターン州には、名産地として知られるソジャットという町があります。近隣で栽培されたヘナが集まってくる町です。この町の特殊な気候風土が、高品質なヘナを育てます。降水量は極めて少なく、夏の終わりにわずかな雨が降ります。気温は高く、しかも、1日の寒暖差が大きいのが特徴です。原料となるヘナは、秋に収穫した葉だけです。1年を通して高温にさらされている風土の中で、一瞬だけ雨が降り、その後、1日の寒暖差が大きく開いてきた、この秋の葉っぱには、恵みの有効成分「ローソン」がたっぷり含まれます。

         

タミルナドゥ州

インディゴ畑

インド南部に位置しているタミルナドゥ州でインディゴが収穫されます。年間を通じて気温と湿度が高い熱帯気候で10~12月が雨季、1~4月が乾季です。インディゴは高温多湿の雨が多いインド南部のタミルナドゥで主に栽培されています。種をまいて、約4ヶ月で収穫します。

         

ヘナの使い方ヘナ染めについて

使い方

ヘナ

①ヘナ使用量の目安
ショート=25~50g、セミロング=50~80g、ロング=100g、リタッチ=25g
②お湯の量の目安
約45~60度のお湯でヘナ1:お湯4の割合でマヨネーズ状を目安に溶いてください。ボウルなどにお湯を先に入れ、その後ヘナを入れて溶いてください。

       

ヘナQ&Aよくある質問

染める前

染める前

塗布前処理
額やこめかみなどの生え際や耳周りにオイルやクリームを塗ることで、皮膚は染まりにくくなります。ヘアムースやトニックやワックスなどの整髪料を使用している場合は、軽くシャンプーで洗い流してください。
※ヘナ単体(オレンジなど)は、皮脂を吸着する作用があるため、特に洗髪は必要ありませんが、ブラウンやブラックなどインディゴの配合が多い色は、油分と相性が悪いため、皮脂などの油分を洗い流してから塗布してください。

       

染め方

染め方

放置時間
約60分以上(オーバータイムはありません。)
オレンジは約30分ほどで染まります。インディゴの配合が多いブラウンやブラック系は、基本よりも長めにするとより濃く染まります。また、一番染めたい部分(生え際等)から先に塗布し、毛先へと伸ばすようにすると効果的です。
※ヘナ染めがはじめ他の方や、染まりづらい方は、それ以上置いても大丈夫です。

       

染めた後

染めた後

インディゴの配合の多い、ブラウンやブラック系は、塗りたて直後マッド系(グリーン色)になり、酸素に触れ時間の経過(2~3日)とともに濃い色合いへと落ち着きます。白髪が多い方で初めてヘナで施術する方は、オレンジで染めてからご希望のお色味で染める二度染めをお勧めしています。また、何度も重ねてヘナを塗布することでより濃くなります。

       

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