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国営の市場（マーケット）があり、ヘナは国の税収となります。ヘナマーケットには、牛だったり、車だったりと持ち運ばれます。マーケットには、すべてに屋根があるわけではないので、乾季の時期で、雨は少ないですが、まれに雨に降られてしまうこともあります。また、需要と供給のバランスで、売れ残ることもあります。そうすると、綺麗な緑色にしたフレッシュなヘナが枯れ葉のようになってしまうこともあります。原始的な秤を使って、売買されます。ヘナがとれた畑の良しあし以上に、旬のヘナが入荷したタイミングで仕入れることが大変重要になってきます。
価格の決め方は、麻袋に手を入れて、少しヘナを見て、価格を決めます。ヘナマーケットで買える人もライセンスが限られています。天候などによって価格も変動し、世界的にも良質なヘナは需要が高いため、値段も年々上がっています。そんな中、極端に安いヘナが市場には、流通しています。ヘナを安くできる理由は、ヘナが色が変色したり劣化していたり、大量に売れ残り、在庫処分として処分しています。買う人もも少ないので、見た目をよくするために化学薬品を入れたり、染色力を復活させるために、化学染料をまぜたり、ヘナに似た植物や砂を多く混ぜて、かさまししたりしています。化学染料を使用したヘナの染色時間は、10分もあれば髪に色がつくのが特徴です。また、袋のどこかに小さく「人体には使用しないでください」などの表記がされており、雑貨品として輸入すれば、法律違反にはならないというトリックもあります。
