ヘナとはHenna

ヘナ

生産者ヘナ畑の農家さん

ソジャットで育ったヘナ

ヘナ畑

雨季が終わって、乾季の時期にヘナを刈り取ります。 その理由は、雨が降ることによって、葉についた砂が落とされ、また、刈り取った後、大地の砂において乾燥させるためです。 ヘナのとれるソジャットは、あまり雨が降りません。そのため大地がカラッからです。雨が多いと、葉に含まれているローソニアという成分が少なくなります。逆に雨が降らないと、ヘナ葉が育ちません。とても繊細な植物なのです。 ローソニアが多いと、染まりがよくなります。短時間で染まるヘナが出来上がります。

         

乾燥方法

ヘナ畑

刈ったヘナの葉はまず大地に広げ、太陽の下で乾燥させます。この時に雨が降ってしまうと葉の色は茶系に変色し、またバクテリアなどが発生しやすくなるのでお天気がとても重要になります。 乾燥の工程は、葉の状態により数時間~数日行います。乾燥時は葉だけでなく、枝や茎などと混ざっている状態のため、これを葉だけにするために木の棒で枝をバンバンたたき、葉を下に落とします。残念なことに茎や根などをしっかりと取り除かず、粉砕機にかけてしまう工場もまだまだあるようで純粋なヘナの葉だけでないパウダーは、髪の染まりも悪く、もちろんトリートメント効果も半減です・・。新鮮なヘナの葉は抹茶のような優しい香りがします。

         

過酷な環境

ヘナ

ヘナは、気候が厳しい土地で育てられています。雨量が少なく乾燥した砂漠で、一生懸命に水を吸おうとして逞しく育ち、それにより「葉」は栄養分を豊富に含んだものとなるのです。夏の暑い盛りは朝と昼間の温度差が激しく、大地の僅かな水分を、大地に根付いた根から一所懸命に吸い、そして成長したヘナはたくましく、葉っぱには沢山のローソニアが含まれます。もともとヘナには虫よけの効果があるため、無農薬の大地で太陽をしっかりと浴びたヘナは毎年秋(9~10月)に、一つ一つが手摘みで収穫されます。ちなみに大地に灌水して、成育したヘナは10倍成長し葉も10倍の量となりますがローソニア(色素)の含有率は10分の1となり、つまり見かけは良いけれども、中身のない葉っぱとなります。ヘナを手のひらで粉々にし、水をかけ、揉むと、良質なヘナは粘りが出ます。人間が水や肥料を与えることでより早く成長することができますが、それでは「葉」に含まれる栄養は少なく、スカスカの葉になってしまいます。

       

ヘナギャラリーHenna Photo

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